高速道路や一般国道で、タイヤチェーン
装着車のみが通行できる区間を設定
「北陸豪雪=2018年2月」で、福井県と石川県の国道8号(一部区間)で大規模な車の立ち往生が発生し、物流に大きな影響が発生したことなどから新しい通行規制を導入。
チェーン規制の概要
通行規制の目的
大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪があるときに行います。大雪時に通行止めを実施する場合でも、チェーン規制を実施し、タイヤチェーンを着けていれば通行できるようにすることで、これまでより積雪による通行止め時間を短くすることを目指します。
国土交通省のHPから
- 施行:2022年現在、施行されています。(2018年度の冬から)
- 規制:「大雪特別警報」「大雪警報」または「大雪に関する緊急情報」が発表された時。
- 規制内容:タイヤチェーン装着車のみ通行できる。
タイヤチェーンは一般に販売されている金属製、ゴムなどの樹脂製、アラミドなどの特殊繊維製であればOK。車両の駆動輪に装着することが基本。(4WD車も規制の対象です)
冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ等)のみは通行できないため、注意が必要です。
指定された道路と区間
一般国道で5区間、高速道路は7区間が対象になっています。(2022年1月時点で変更はされていません)国土交通省HPから
一般国道
地域 | 該当区間 |
山形県 | 「月山道路|国道112号線」の西川町月山沢~鶴岡市上名川(約27km) |
山形県・静岡県 | 「山中湖・須走|国道138号線」の 山梨県山中湖村平野~ 静岡県小山町須走字御登口(約9km) |
福井県 | 「石川県境~坂井市|国道8号線」のあわら市熊坂~あわら市笹岡(約4km) |
広島県・島根県 | 赤名峠|国道54号線」の広島県三次市布野町横谷~島根県飯南町上赤名(約3km) |
愛媛県 | 鳥坂峠|国道56号線」の西予市宇和町~大洲市北只(約7km) |
高速道路
地域 | 該当区間 |
新潟県・長野県 | 「上信越道 」の信濃町IC~新井PA[上り線](約25km) |
山梨県 | 「中央道」の須玉IC~長坂IC(約9km) |
長野県 | 「中央道」の 飯田山本IC~園原IC(約10km) |
石川県・福井県 | 「北陸道」の 丸岡IC~加賀IC(約18km) |
福井県・滋賀県 | 「北陸道 」の木之本IC~今庄IC(約45km) |
岡山県・鳥取県 | 「米子道 」の湯原IC~江府IC(約34km) |
広島県・島根県 | 「浜田道 」の大朝IC~ 旭IC(約27km) |
もしもの交通障害に備える
- バッテリー液の確認、また劣化している場合は早めに交換。(最近のバッテリーは劣化していると急に性能が低下するようです)
- 除雪用のスコップなどを車内に準備。
- 立ち往生した場合のために、非常食・飲料、簡易トイレや使い捨てカイロ、スマホの充電器などを備える。
- エンジンをかけたままでの車内で仮眠は、一酸化炭素中毒の危険が大きくなります。