死亡事故(自動車×歩行者)は
昼間の4倍・夜間の2倍
[目次]
- 薄暮時間帯の死亡事故
この時間帯は死亡事故は昼間の4倍 - 事故の要因と発生場所
歩行者との距離感が分かりにくくなる - バス停付近の横断歩道に注意!
こんな状況は歩行者を見落とします。
(実際の写真) - 早めのライトと反射材で事故防止
9月~12月(各月15日)の推奨時刻を掲載
薄暮時間帯の死亡事故
薄暮時間(はくぼじかんたい=日没前後の1時間)は、自動車と歩行者が衝突する死亡事故がもっとも多く発生しています。警察庁の調べでは、時間あたりの自動車と歩行者の死亡事故件数(平成2015年~2019年)は748件で、薄暮時間帯をのぞく昼間の約4倍、夜間に比べても約2倍です。
時間あたりの死亡事故件数(過去5年)
当事者別の時間当たりの死亡事故件数(2015年~2019年)
昼間 (薄暮時間帯を除く) |
薄暮時間帯 | |
自動車×歩行者 | 153.0 | 595.0(約4倍) |
自動車×自転車 | 168.2 | 130.0 |
自動車×二輪車 | 109.5 | 92.5 |
自転車×自転車 | 101.1 | 11.0 |
当事者同士 | 22.0 | 48.5(約2倍) |
車両単独 | 224.1 | 188.5 |
事故の要因と発生場所
複数の要因が重なる時間帯
- ドライバーは視界が徐々に悪くなり、歩行者との距離が分かりにくくなる。
- 交差点での右左折時に、夕陽の眩しさで横断中の歩行者を見落とす。
- 日中の業務ドライバーは、疲れが出やすくなる時間。
- 高速道路、幹線道路では渋滞が発生する場所も。
- 学校の下校時間と重なる。
- 歩行者は自動車のスピードが分かりにくくなる。
歩行者妨害の取り締まりが強化
歩行者のいる信号機のない横断歩道で停止しない場合は「横断歩行者等妨害違反」で検挙されます。歩行者がゆずってくれた場合においても、停止義務があり検挙の対象になっています。
大型車 | 12,000円 |
普通車 | 9,000円 |
二輪車 | 7,000円 |
原付 | 6,000円 |
違反点数はいずれも2点です。
横断歩道での事故防止
歩行中死者の7割は横断中に発生。警察庁は歩行者事故の防止ポスターとリーフレットを公開し、配布しています。
▲上記2種類+A2横サイズを同梱しています。
バス停付近の横断歩道に注意
実際のバス停付近の横断歩道
夜間や雨天の日などは横断歩道を見落とす場合も少なくないと思います。右前方に停車中のバスがあった場合、十分な注意が必要です。
早めのライト点灯と反射材
事故を防ぐために車は早めにライトを点灯、歩行者と自転車は反射材をつけましょう。
ライト点灯時刻(目安)と日没時刻
日没時刻の30分前にライトの点灯が推奨されています。9月~12月のライト点灯時刻(目安)を掲載しています。
各月15日(晴天時)の推奨時刻です。
都市 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
札幌 | 17:15 | 16:20 | 15:40 | 15:30 |
仙台 | 17:15 | 16:30 | 15:55 | 15:45 |
新潟 | 17:20 | 16:40 | 16:00 | 15:55 |
東京 | 17:20 | 16:35 | 16:05 | 16:00 |
名古屋 | 17:30 | 16:50 | 16:15 | 16:10 |
大阪 | 17:35 | 16:55 | 16:25 | 16:20 |
広島 | 17:50 | 17:05 | 16:35 | 16:30 |
松江 | 17:45 | 17:00 | 16:30 | 16:25 |
高知 | 17:45 | 17:00 | 16:35 | 16:30 |
福岡 | 17:55 | 17:15 | 16:45 | 16:40 |
鹿児島 | 17:55 | 17:15 | 16:50 | 16:45 |
那覇 | 18:00 | 17:30 | 17:10 | 17:10 |