令和6年の運動期間は
9月21日(土)~9月30日(月)
[目次]
- 重点項目・ポスターなど
- 9月以降の月平均死者は8月までの1.23倍!
- 自転車の違反が厳しくなります。
「ながら運転」と「飲酒運転」に罰金ありの罰則! - 交通取り締まりに注意!
- 運動期間中の事故状況
- 被害者にも加害者にもならない!
携帯電話に事故の連絡が入らないように‥
このページに掲載のポスターは内閣府、事故件数などは警察庁・政府統計総合窓口から出典した情報です。数値を再利用される場合は、出典元データーをご使用ください。
実施期間
- 令和6年9月21日(土)から9月30日(月)
- 交通事故死ゼロを目指す日:9月30日(月)
運動期間中の死者数は74人(前年比+11人)でした。
重点項目
-
反射材用品等の着用推進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止
-
夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転等の根絶
-
自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底
秋の交通安全運動ポスター(2024年)
内閣府および警察庁が公開している交通事故防止に関するポスターです。職場や学校などに掲示することで、事故防止が期待できると思います。
※いずれもPDFで表示・印刷できます。(内閣府または警察庁の該当ページにリンク)
上記①~③(PDF)を
まとめてダウンロード
[zip]2.34MB
▲「東洋フォーム印刷株式会社」でポスターの印刷代行(全国対応)を承ります。A4カラーで 100枚の印刷なら3,500円~。職場や学校で多く掲示する場合、自治会や町内会等で世帯に配布する場合は印刷の手間も不要で、たいへんお値打ちです!詳細は同梱しています。
ポスターって事故防止に効果あるのかな。
1回だけ見ても効果ないかも。何度も見れば時々思い出すかも。
じわじわーっと効果が出てきて、事故が減るといいね!
あ、そっか!じゃあ印刷して、あっちこっちに貼らなきゃ。
トイレの壁とかいいんじゃない?
何度もポスターを目にすれば、安全運転の意識が高まり「あと少し早く気づいていれば・・」も減らすことができそうです。例えば5秒でも40km/h走行の場合は約55.5m進みます。こっそり見張ってる、おまわりさんの早期発見にもつながりそうです。
速度 | 1秒 | 5秒 | |
40km/h | 11.1m | 55.5m | |
60km/h | 16.7m | 83.3m | |
100km/h | 27.8m | 138.9m |
9月以降の死者数は8月までの1.23倍
9月以降の交通事故死者数(月平均)は、8月までの1.23倍(1か月あたり約48人多い)です。2023年までの10年間をみても1.19倍~1.27倍で大きな差はありません。(平均・中央値ともに1.24倍)9月は多くの地域で月初と月末の日没時刻の差がもっとも大きくなります。また薄暮時間帯(日没前後の1時間)は、自動車×歩行者の死亡事故が昼間の4倍といわれています。
人身事故件数と負傷者数は、いずれも9月以降の月平均は8月までの1.12倍です。
千葉県警の分析によると、夜間に発生した自動車と横断歩行者の死亡事故について、ほとんどの前照灯は下向き(ロービーム)になっており、上向き(ハイビーム)であれば半数以上(56%)は、衝突を回避できた可能性が高いということです。路上に倒れたり寝込んでいる人、落下物の回避にも余裕ができそうです。反射材とハイビームの効果(当サイト内へリンク)
その他(通年)
各リンク先(警察庁の該当ページ)で、表示(PDF)・印刷できます。
※飲食店向けの簡易チラシです。多言語(英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、ベトナム語)を併記しています。高画質ではないため、印刷する場合はA4サイズ(タテ)を推奨します。このチラシのみ警察庁の配布ではありません。
上記を含むポスター・リーフレット等をまとめてダウンロード(すべてPDF形式)
ポスター/リーフレット
▲警察庁が公開している交通安全ポスターなど16種類を同梱(zip|17.5MB)。交通事故防止に期待できそうです。外国人向けの交通安全資料
Traffic Safety Materials for Foreigners
▲警察庁が配布している英語・中国語・韓国語・ベトナム語、ポルトガル語など、外国人向けの交通安全リーフレット、資料など14種類を同梱(zip|18.0MB)。事業所に従事する外国人の交通事故防止に役立ちそうです。
自転車の交通違反が厳しくなります!
「改正道路交通法」が11月1日から施行されます。
(1)自転車の「ながら運転」が道交法で禁止(罰則あり)
- 携帯電話を使用しながら自転車に乗って、事故を起こすなど危険を生じさせた場合、1年以下の懲役または30万円以下の罰金
- 画面を注視するなどした場合についても、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金
(2)自転車の「飲酒運転」に自動車と同様の罰則
- これまで罰則の対象外だった自転車での酒気帯び運転について、3年以下の懲役、または50万円以下の罰金が科されます。
(3)ポスター/リーフレット
警察庁の該当ページにリンクしています。(PDFで閲覧・印刷できます)
交通取り締まりにご注意
(毎日どこかで1万4912件)
可搬式オービス(移動可能な自動速度取り締まり機)は、すべての都道府県で運用されています。生活道路や通学路、堤防道路などでの取り締まりも増えています。
歩行者妨害(歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止違反)は、取り締まりが強化されています。昨年の検挙件数(全国|年間)は約32万6千件(1日あたり893件)で、5年以上連続して増加しています。
事故の要因が重なる
- ドライバーは視界が徐々に悪くなり、歩行者との距離が分かりにくくなる。
- 交差点での右左折時に、夕陽の眩しさで横断中の歩行者を見落とす。(死亡事故の33%が横断歩道および付近で発生)また右折時に直進車との距離や速度(特に二輪車の直進)が分かりにくくなるため、特に注意が必要です。
- 日中の業務ドライバーは、疲れが出やすくなる時間。また企業・店舗からの集荷などが重なる時間でもあり、もっとも忙しい時間帯です。
- 高速道路、幹線道路では渋滞が発生する場所も多い。特に11月下旬からは配送の車両が増えます。昨今は宅配サービスのバイクも目立ちます。
- 学校の下校時間と重なる。
- 歩行者は自動車のスピードが分かりにくくなる。
ライト点灯時刻の目安
9月は月初と月末の日没時間の差が、年間でもっとも大きい!
日没時刻の30分前にライトの点灯が推奨されています。また歩行者は反射材の利用が事故防止に役立ちます。おもな都市の点灯時刻(晴天時の目安)を掲載しています。
9月~12月の推奨時間(各月15日)[表示]
都市 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
札幌 | 17:15 | 16:20 | 15:40 | 15:30 |
仙台 | 17:15 | 16:30 | 15:55 | 15:45 |
新潟 | 17:20 | 16:40 | 16:00 | 15:55 |
東京 | 17:20 | 16:35 | 16:05 | 16:00 |
名古屋 | 17:30 | 16:50 | 16:15 | 16:10 |
大阪 | 17:35 | 16:55 | 16:25 | 16:20 |
広島 | 17:50 | 17:05 | 16:35 | 16:30 |
松江 | 17:45 | 17:00 | 16:30 | 16:25 |
高知 | 17:45 | 17:00 | 16:35 | 16:30 |
福岡 | 17:55 | 17:15 | 16:45 | 16:40 |
鹿児島 | 17:55 | 17:15 | 16:50 | 16:45 |
那覇 | 18:00 | 17:30 | 17:10 | 17:10 |
運動期間中の交通事故
2024年の死者数は74人(前年比+11人)です。
期間中の死者数(暫定数)
日 | 2024年 | 2023年 | 日 | 2024年 | 2023年 |
21 | 5 | 5 | 26 | 6 | 7 |
22 | 5 | 8 | 27 | 12 | 6 |
23 | 11 | 7 | 28 | 3 | 5 |
24 | 8 | 5 | 29 | 8 | 2 |
25 | 7 | 6 | 30 | 9 | 12 |
合計 | 74 | 63人 |
2024年の発生状況
- 交通事故発生件数:7,087件(前年比-1,341人)
- 負傷者数:8,478件(前年比-+11人)
- 死者数:74人(前年比-1,421人)
※30日の「交通事故死ゼロを目指す日」の死者数は9人でした。
「秋の全国交通安全運動」は昭和29年から始まっています。昭和50年以前は実施月日が年によって異なりますが、期間はいずれも10日間です。おもな年の期間中死者数は下記の通りです。(沖縄県は1972年の本土復帰から統計に含まれています)
- 昭和29年[1954年]は219人
- もっとも多かった年は、昭和46年[1971年]で446人
- 平成以降でもっとも多かった年は、平成元年[1989年]で320人
- 令和5年[2023年]は63人
被害者にも加害者にもならない!
「携帯電話に事故の連絡が入る」ことがないように・・
▲オンマウスまたはタップで停止かもしれない運転で事故を減らす!
もう知ってるかもね・・