レターパックや宅配便を利用した手口
「特殊詐欺」を防止する手段として、日本郵便ではX線検査でレターパック内の現金封入を検査する取り組みを行っています。
日本郵便のX線検査の概要
- 警察から通知のあった詐欺で使用された住所と照合し、合致した合は原則として全国48カ所の郵便局にあるX線検査装置で検査。
- 日本郵便の社員が手触り等で、現金が入っているという疑いを持った場合に実施。
- 現金と分かれば、「郵便法違反」となるため警察に通報し差出人に返却する。(氏名・住所等の差出人不明の場合は、1年間保管後に差出人が現れない場合は、日本郵便の収入になる)
詐欺に利用されるだけでなく、本来レターパック等の普通郵便で、現金を送付することは郵便法違反です。
郵便法第十七条(現金及び貴重品の差出し方) 現金又は郵便約款の定める貴金属、宝石その他の貴重品を郵便物として差し出すときは、書留(第四十五条第四項の規定によるものを除く。)の郵便物としなければならない。
- 警察庁は、電話などで特殊詐欺で現金の送付先になった住所をリスト化し、日本郵便や宅配事業者に提供しいます。
- 警察庁が発表している警察庁が発表している詐欺で使われた住所
宅配便会社の取り組み状況
ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の「ゆうパック」は、送り先が警察のリストにあれば警察に通報し、差出人に現金が入っていないかを確認しています。