寄せ付けない効果は期待できる
ツキノワグマのの撃退には「熊スプレー」が最も効果的と言われますが、価格が1万円前後と高いのが難点です。また出没増加の影響で品切れが多く、入手が困難な時もあります。
また「クマ避けの鈴」を鳴らす効果は、人間を恐れないクマ、人や食料を奪う目的のクマなどには、逆効果になる可能性も指摘もされています。
実際に遭遇した場合の状況によって異なります。
ツキノワグマの聴力など
- 聴力は人間よりは優れるが、野生動物の中では劣る(低音に鈍感)そうです。一般的には動物は大きな音を嫌がる傾向にあります。
- 視力については、遠近感や動体視力は弱く、嗅覚は犬やイノシシ並みに優れているそうです。
爆竹(花火)の音で撃退できるか?
農作物への鳥被害やイノシシへの威嚇には、爆竹が広く使われています。また福島県などでは、クマに対しても爆竹やロケット花火など使った警戒活動を行っています。
▲ツキノワグマでの実験(YouTube|昆寛さんのチャンネルから)
撃退効果については、遭遇した状況で変わると思います。(急に襲われた場合は難しいかもしれません)またamazonのレビューによると、玩具のピストル(火薬で大きな音を鳴らすタイプ)で、クマ対策(威嚇、寄せ付けない)に効果があったそうです。(amazon商品に掲載しました)
クマを近づけない方法としては、効果が期待できそうです。
キャンプや渓流釣りでのクマ対策に
キャンプではテントの設営場所付近、渓流釣りでは自分の周囲で爆竹を定期的に鳴らすことで、クマの接近防止に役立ちそうです。
爆竹の利点・注意点
- 熊スプレーよりも価格が安い。(数百円~)
- ライターも忘れずに用意。(火災、やけどに注意)
- 爆竹であれば連発で使用する。
- キャンプ場などでは、事前に周囲の人に鳴らす事を伝える。
- 接近防止で使用するときは、周囲の安全を確認する。
- 周囲にハチの巣などがないことを確認する。
- 年少者の取扱いに注意。(やけどやケガに注意)
- 雨が降ると使えない。(少雨の場合、着火できれば鳴らすことができます)
- 突然接近遭遇した場合は、使用することが難しい。
- 火薬類なので、携帯時や保管方法に注意する。(使用期限もあります)
1日の使用量は200個以下
※鳥獣害対策として爆竹やロケット花火を使う場合、1日の使用量が200個以下であれば、都道府県知事の許可は不要です。(1個あたり火薬又は爆薬10グラム以下)町内会・自治会などで大量に使用または保管する場合は、地元の自治体に確認されることをおすすめします。
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