元刑事が答えた窃盗の手口と捜査方法

元刑事が答えた泥棒の手口と捜査方法

30年間にわたり窃盗捜査に携わった元刑事(通称ドロ刑)が答えた、泥棒の手口と捜査方法。

全国の侵入窃盗の認知件数は約5万7000件(2019年)発生しています。このうち住宅への侵入は約2万8900件です。窃盗事件を中心に捜査に携わった元刑事が窃盗の手口と捜査方法に答えた内容です。

窃盗犯の再犯率は?

ほぼ100%(この刑事の経験上)

窃盗事件の捜査方法は?

  1. 手口捜査:過去の手口から犯人を絞り込む。数人に絞り込むことが可能。
  2. ナシ割捜査:シナ(品)割の略。質屋などからの情報を基に捜査する。
  3. 情報屋(S)の利用。

情報屋(S)とは?

Sとは、スパイ、捜査協力者の略。外国人犯罪の場合その仲間が多い。協力費の相場は5千円~1万円。(ポケットマネーで支払うことも多い)

事件の規模や情報内容によっては、10万円近くになる場合も。情報を聴く場所は、サウナが多い。お互い裸のため、カメラや音声レコーダーで記録されることがないため。

印象に残った窃盗犯人は?

美人泥棒。深夜にゲームセンターなどで男性に声を掛け、居酒屋などに誘う。その後ホテルへ。ホテルでシャワーを浴びている最中に、財布などを盗む。その時ズボンも一緒に持ち帰り、追いかけられないようにする。

窃盗事件に巻き込まれやすい環境(特に注意が必要なこと)は?

住宅であればマンション等の集合住宅で、一人暮らしの女性。会社帰りにコンビニ、スパーなどでお弁当を買って帰ることは危険。一人暮らしだと知られ、あとを付けられる可能性がある。また痴漢犯罪に遭う可能性も少なくない。

印象に残った刑事は?

天性の目を持つ刑事。写真1枚で競馬場など数千人の人ごみから、短時間で犯人を見つけることができた刑事。

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