命を守る備えと対策を!
近年の夏は毎年のように猛暑の日が目立っています。また豪雨や台風被害も増えており、熱中症やもしもの災害時に、命を守る対策と備えが必要です。また今年は世界的な半導体不足の影響から、エアコンの供給、故障時の部品不足の懸念も出始めています。
[目次]
- エアコンの点検・清掃
猛暑の日にエアコンが故障すれば、
命に関わる場合もあります。
早めの点検と清掃が大切です。 - 豪雨・災害への備え
近年は猛暑の日が増加。
豪雨災害も目立ち、もしもの時に
命を守る備えと対策が必要です。
エアコンの点検・清掃
- フィルターの清掃
- 熱交換器の清掃
- ドレンホースの清掃または交換
- 室外機の点検
- その他
(1)フィルターの清掃
フィルターの汚れは、風量の低下、カビの発生、エアコン本体への負荷になります。
- 掃除機でほこりを吸い取る
- フィルターを外し、水と洗剤で洗う
- カビを完全に除去するには、塩素系漂白剤を薄めた液につけます
(2)熱交換器の清掃
熱交換器の汚れは、カビの発生、冷房効率の低下につながります。
- ブラシと掃除機を使い表面のホコリを除去
- 市販のエアコンクリーナーで洗浄
(3)ドレンホースの清掃
ドレンホースは、エアコンから出てくる水を室外へ排出するためのホースです。ホコリなどで内部が詰まると本体からの水漏れの原因となります。また穴などが空いていると虫が混入することもあります。
- ホースに穴や亀裂の有無を確認
- ホース出口の詰まり、排水の妨げとなる障害物を確認
- ドレンホースクリーナーで内部のホコリなどを除去
- 経年劣化がみられる場合は、交換しましょう
(4)室外機の点検
室外機のモーター故障でファンが停止するとエアコン本体は自動的停止します。また漏電などの場合はブレーカーが作動します。室外機の故障は修理業者に任せるしかなく、猛暑の日に使えなくなると大変です。
- 損傷や破損の有無を確認
- 稼働時にファンやモーターから大きな音や異音がしないかを確認
- ファンを清掃する場合は、電源を抜いた状態で行いケガに注意
- 大雨の時に浸水などのリスクがないか確認
- 雑草が多い場所は除草剤を撒く
- 害虫の発生が予想される場所は、忌避剤を撒く
室外機を盗む犯罪も発生しています(金属資源としての売るなど)。可能な場合は厳重に固定するか金属チェーンなどで守ると安心です。
(5)その他
エアコンは消費電力も大きく、タコ足配線は危険です。またコンセント内部のホコリも掃除機を使って吸い取りましょう。
エアコンが故障した場合は、修理業者の手配が困難になることも。家庭用エアコンの寿命(買い替えの目安)は、10年程度といわれています。
災害への備え
- 住宅周辺の危険箇所を確認
- 側溝などの定期的な清掃
- 避難場所とルートを確認
- 家族との連絡方法を決める
- 災害時の非常食と備品を確認・準備
(1)住宅周辺の危険箇所を確認
- 土砂崩れなどの危険箇所を把握
- 道路が冠水しそうな場所を確認
(2)側溝などの定期的な清掃
側溝へゴミなどが集まると雨水があふれ出し、住宅周辺の冠水につながります。また大雨による冠水に備え、「土のう」などを備えると安心です。
市区町村によっては、住宅の冠水対策費用の補助や助成をしているとこともあります。
(3)避難場所とルートを確認
- 市区町村のホームページでハザードマップを確認
- 避難場所とルートを確認
- 避難する場合は家の中に貴重品を残さず、戸締りを厳重に!
- 避難する時はブレーカーを落とし、停電が起きた場合の火災に注意!
- 気象情報に注意し早めの避難
- 道路ではアンダーパスの冠水に注意(死亡事故の事例)
- 車やバイクが水没した場合、車両保険に入っていない場合は、大きな損害になります。人命優先のうえ愛車の移動も考えましょう
- 運転中に道路が冠水し水没した場合に備え、脱出用工具を備えると安心です。
(4)家族との連絡方法を確認
災害時にはスマホなど携帯電話の通信障害、またタブレットなどの使用が困難になることもあります。NTTが提供する「災害用伝言ダイヤル」(171番)の使い方を確認しておきましょう。
171番の使い方ガイド(早見カード)
▲上記リンク先でNTTが発行する171番の使い方ガイドがPDFで表示されます。切り取り形式なので、印刷して財布やスマホケースに入れておくと安心です。
公衆電話の設置も少なくなっています。設置場所の確認、子どもには使い方を教えておきましょう。
(5)災害時の非常食と備品を確認・準備
- 非常食と飲料水は、家族の人数分×3日分が最低限必要
- 電池式の携帯ラジオ、スマホの予備バッテリーも必需品
- コロナ禍が続いています。マスクやアルコール消毒液の備えも必要
災害時に備えるアイテム
災害被災地での犯罪
(空き巣・泥棒・詐欺)
夏を安全に過ごすために
自然災害のリスクを知って危険を予見し、命を守りましょう。