「ハローページ」は、2021年10月以降に発行・配布する最終版をもって終了すると発表されています。
「特殊詐欺」被害者の7割は
ハローページに電話番号を記載
掲載の必要性がない場合は、削除の申請を行いましょう。
詐欺被害者の約7割はハローページなどの電話番号を掲載していたとの調査結果も出ています。被害者のすべてが電話帳を悪用されたわけではありませんが、詐欺グループが電話をかける際に、電話帳を使っているケースも少なくないと思います。
特に必要がある場合を除いて、NTTが発行する電話帳(ハローページ、タウンページ)への掲載を削除または拒否することで、詐欺のターゲットのなるリスクを減らせると思います。
※個人電話番号の記載は、ハローページです。
NTT電話帳の掲載削除を希望
ハローページからの削除(NTT西日本・東日本共通)
▼NTTの加入電話からは・・
- 電話受付:局番なしの116へ
▼携帯電話からは・・
- 東日本:0120-116000
- 西日本:0800-2000116
※掲載の削除(掲載拒否)を希望する場合は、電話帳の発行に応じて締め切りがあります。地域によって発行日と締め切り期限が異なります。NTTへの確認が必要です。
特に電話帳に記載された名前で、カタカナや末尾が「子」「枝」「代」「江」など高齢者に多い名前の人は、詐欺電話のターゲットにされる場合が多いようです。
※過去に発行された電話帳の悪用、すでにデーターベース化されネット検索できる場合もあります。
▼タウンページ(企業・商店など)
- タウンページセンター:0120-506309 (携帯電話からもご利用いただけます。)
- 受付時間 午前9時~午後5時 休業日 土曜・日曜・祝日・年末年始(12/29~1/3)
詐欺グループが電話をかける際に利用する名簿など
- 卒業アルバム(子供の卒業アルバムを含む)
- 同窓会名簿
- 学校の保護者名簿
- 俳句・短歌などの入選発表。(新聞、同人誌、会報など)
- アンケート資料
- 過去の詐欺被害者リスト
- 名簿業者からの情報
これら名簿に記載された個人情報は、詐欺の「カモリスト」として悪用される危険性があります。名簿の管理には十分に注意しましょう。またフェイスブックなどのSNSで公開した情報も悪用される場合があります。個人を特定できるような情報は、慎重に扱いましょう。
詐欺の電話を受けないための対策
特殊詐欺のほとんどが、ターゲットとされた人への電話から始まります。不審な電話を受けないようにすることが大切です。
(1)ナンバーディスプレイ付きの電話機に変更
ナンバーディスプレイとは、かけてきた相手の電話番号を電話機に表示するサービスです。電話機がナンバーディスプレイ対応であることと、別途電話会社にサービスを申し込む必要があります。
※NTT西日本の場合は、http://www.isdn-info.co.jp/display/ その他の回線を利用している場合は契約会社へ。
(2)非通知の着信を拒否する
詐欺グループのほとんどは、電話番号を非通知でかけてきます。ナンバーディプレイを利用の場合は、非通知の電話を受け取らない設定が可能です。
(3)留守番電話機能を利用して、一旦録する
詐欺グループは、電話を録音されることを嫌がります。普段は直接電話に出ず、録音された内容を確認して、信頼できると判断した場合にのみ、電話をかけなおす方法です。
ただし、不審な電話にかけなおすと犯行グループに電話番号を知られてしまうリスクがあるため注意が必要です。(電話番号を非通知にして電話するなど)