連休中の防犯対策(空き巣と泥棒)

 

旅行などの予定がある方は
十分な防犯対策を!

空き巣や強盗などの犯罪も目立つ時期。

連休中は不在になる家が多く、空き巣や侵入被害が多くなります。留守にする場合は、普段より念入りな防犯対策が必要です。

連休中の防犯対策

[目次]

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予定が決ったら、前日までに行うこと

  • 家の周りのゴミは片付けて起きましょう。(放火対策にもなります)
  • 建物の周囲で、踏み台に使われそうな物は片付けておきましょう。
  • 貴重品は絶対に分からない場所に隠しましょう。(自分で忘れないように!)
    万一侵入された場合、すぐに見つかる場所ではダメです。(通帳と印鑑は別に保管することは基本です。)
  • 留守の期間中は、新聞の配達を止めるよう販売店に電話しましょう。
  • 郵便物も同様に、局留め扱いを依頼する。(個人情報の盗難対策にもなります)

無言電話が目立つ、戸建ての場合で敷地内にペットボトルなどが落ちているなどは、泥棒が不在を確かめる手段の場合があります。

空き巣が貴重品を探す場所

  • 仏壇、タンス・鏡台の引き出し、額縁の裏、ベッドの下、冷蔵庫の中、クローゼットの中などは、貴重品を隠す場所としては危ないです。
  • 貴重品をまとめて保管することは避けましょう。
ポイント

隠したあと自分が忘れてしまうことも少なくありません。忘れてしまい、間違ってゴミに出されないように気をつけましょう。空き巣は探すというより、手当たり次第に部屋の中を荒らすことが多い。何かの中、下に隠す発想は泥棒も考えます。開けたり見ることに、ひと手間かかる場所が最適です。泥棒は面倒なこと、時間がかかることを嫌がります。

お出かけの前日・当日に行うこと

  • 集合住宅の共同ポストは特に注意が必要です。郵便物などから、個人情報が盗まれる危険もあります。
  • 留守番電話は解除する、もしくは応答メッセージを「すぐに戻りますので、メッセージを残してください」に変更。留守や旅行中などのメッセージは残さない。また転送サービスが利用できる場合は、携帯に転送をおすすめします。
  • リビングの電気はつけておく。(夜間だけ点灯するように、タイマーを事前に準備しておくと便利です。)電気メーターの動きで留守を確かめる泥棒もいます。
  • ご近所の方に一言伝えておく。泥棒は周囲の目をもっとも気にします。
  • 雨戸は閉めない。昼間に雨戸は留守と分かるようなものです。また厚手のカーテンもできるだけ避けましょう。(侵入されたら泥棒のやりたい放題ですね)
  • 洗濯物は外に出しっぱなしにしない。(夜に洗濯物は不自然ですね)
  • 玄関のカギ、勝手口のカギ、窓ガラス(2階以上を含む)のカギなど、すべてを確認してカギのかけ忘れに注意しましょう。カギのかけ忘れは少なくありません。
  • 火の元の確認も十分に行いましょう。

郵便受け

郵便物を溜めないこと

最近では個人情報を狙った犯罪も発生しています。盗まれたことに気づくのが遅れ、あとあと大きな被害につながる場合もあります。

  • 保険証、パスポートなどの身分証明書
  • パソコンや周辺機器(外付けディスクやSDカード、USBなどの記憶媒体)
  • 卒業アルバムなどの名簿
  • 個人情報を記載した書類など
  • タブレット端末など
  • 使わなくなったスマホや古い携帯電話など

留守中に盗聴器や盗撮カメラを仕掛けられた事例もあります。

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空き巣に狙われないために!

空き巣の被害件数

空き巣(侵入窃盗)の被害件数は、全国で約5万7000件。1日平均で約156件発生していることになります。※オフィスや店舗、住宅を含む件数。住宅への侵入は約2万8900件です。

住宅被害の多い都道府県

  1. 埼玉県:2,482件
  2. 千葉県:2,296件
  3. 神奈川県:2,140件
  4. 愛知県:1,955件
  5. 福岡県:1,646件

侵入経路

  1. 窓:59.5%
  2. 表出入口:36.9%
  3. その他:3.6%

侵入手口

  • 一般戸建住宅では、ガラス破りが60.9%
  • 中高層住宅では、無締り(カギのかけ忘れ等)が44.8%

※アパートなど集合住宅などでは、カギのかけ忘れを狙った侵入が目立ちます。

ターゲットにされない環境
  1. 窓ガラスには防犯フィルムを!戸建て住宅における侵入経路の約6割は窓ガラスからです。防犯フィルムを貼ることで、侵入に時間がかかりあきらめます。
  2. 庭には砂利などを敷くと音がするため、防犯効果があります。
  3. センサーライトの設置も効果的です。

多言語チラシ
▲火災予防・防犯カメラ設置など7か国語でのチラシです。

防犯カメラについて
  • 最近は防犯カメラも低価格で導入できるようになりました。室内の監視が目的ならネット回線を利用し、スマホなどから遠隔監視できるタイプが役立ちます。
  • ネッワークカメラは、正しく設定しないと第三者に覗かれる危険性が、指摘されています。(パスワードは必ず設定。ソフトのアップデートも忘れずに行う)
  • ダミーカメラはおすすめしませんが、設置する場合は慎重に選びましょう。ホームセンター等で売っている製品の中では、ダミーカメラだとズグに見破られものもあります。特にLED点滅するカメラは、偽物と判断される場合があります。(LEDが点滅する防犯カメラは少ないため。)
  • 屋外用で抑止効果を求めつつ、安く出来るのが本物のカメラで壊れたもの(ジャンク品)の利用です。屋外用カメラでは、ハウジング(カバー)が付いているため、配線までしっかりと真似れば、抑止効果は期待できます。(ヤフオクなどで入手できます)

昨今では「黒づくめ窃盗団」など、窃盗グループによる粗暴な侵入も目立っています。

過信は禁物!防犯カメラの設置

泥棒が敬遠する家

  • 周囲から見渡せる家(隠れる死角のない家)
  • エアコンの室外機が回っている家
  • 家の前や車庫に車が駐車してある家
  • 窓が高いところにあったり、窓の数が少ない家
  • 警備会社のシールが貼ってある家(ダミーの防犯シールは逆効果の場合も)
  • 犬小屋のある家( 吠えなければ侵入されることも)

常習空き巣犯の場合、侵入に3分、物色に5分以内です。10分以内の犯行が大半を占めます。3分以内に侵入できそうもない家は、下見の段階で犯行をあきらめることが多い。

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泥棒は住む人の意識を推察

伝説の泥棒

“伝説の泥棒”と言われた人の話として、隣家との距離、雑草の伸び具合、洗濯物の種類、裏戸の出入り口の汚れ、衛星TVアンテナの有無などを見て、侵入の対象を選別していたとのこと。

しっかりと手入れされた庭、周囲にゴミなどがない、ドアや窓の汚れがない家などは、住む人の意識が高いと判断され、ターゲットから外すそうです。※意識が高い=防犯もしっかりして、貴重品はないだろうと判断して敬遠する。

旅行先からツィツター、フェイスブック、ブログ等に留守を気づかれる内容は、投稿しないようにしましょう。昨今では旅行日程や写真などの位置情報を元に、空き巣に狙われるリスクも指摘されています。

自動車・バイクの盗難にも注意!

  1. 自動車:10,213件
  2. オートバイ:20,184件
  3. 自転車:205,381件

雷にもご注意!

留守中に落雷や雷サージでパソコンなど電気製品の故障に注意が必要。PCは電源を切りスリープ状態にしない、周辺機器を含めコンセントから電源を抜くほうが安心です。ルーターなども電源を抜き、光回線が抜けるタイプは接続しないことをおすすめします。雷サージ防止タップは効果的ですが、完全に防ぐ保証はありません。

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