アクセサリー・貴金属を相場より
安く買い取る「押し買い」被害
リサイクルショップを名乗って電話で勧誘し、応じた人の自宅で指輪やアクセサリーなどの貴金属を相場より安く買い取る被害が増加。高齢者の方は特に注意が必要です。
「押し買い」とは?
貴金属を相場より大幅に安い金額で買い取る手口。「古物商」の認可を受けた業者でなく、転売目的の悪質なケースもあります。
- 身分証明証などで簡単に信じないこと。
- 威圧的な口調で、強引に買い叩く被害も発生しています。また信頼できない業者を訪問させることは、個人情報の流出、詐欺等の二次被害につながる恐れもあります。
勧誘電話の例
(1)女性からの電話が多いようです。
- 「リサイクルショップ」と名乗る。(会社名、店舗名などは話さない)
- 指輪やアクセサリーなどの買取を行っており、ご近所をまわっていると話す。
- 応じた人の自宅に訪問。電話とは別の人が訪問、買取を迫る。
貴金属とは言わずに、テレビなどの家電製品や不用品の買取と勧誘するケースもあります。
訪問後に貴金属を買い取ることが目的。
(2)チェックポイント
- 会社や店舗名を名乗らない電話には、注意が必要。
- 業(事業として行う個人・法人)として貴金属などの買取・販売を行うには、「古物商」の許可が必要です。(※)
※管轄する都道府県公安委員会の許可。
(3)事業者の古物商許可について、登録状況などを調べるには?
各都道府県の「公安委員会」ホームページで確認できます。
押し買い被害の事例
高齢者の自宅を訪問し、指輪などの貴金属を本来より安い価格で買い取ったり、騙し取ったとして、東京の訪問買い取り会社(セブンセンス)の元仙台営業所長ら4人を詐欺の疑いで逮捕。東北6県で数億円の被害が出ているようです。(ニュースからの一部引用)
広島県と中国経済産業局は、広島市に支店のある訪問購入業者「エスイーシー」(本社:沖縄県那覇市)に、6ヶ月の業務停止命令(平成29年3月)。同業者は「リサイクルプラザ」を名乗って電話をかけ、応じた客に貴金属などを強引に買い取る「押し買い」を行い、クーリングオフにも応じなかったとのことです。
相談窓口
訪問買取自体は違法行為ではありませんが、不審な電話での勧誘に安易に応じないことが大切です。また訪問買取ではクーリングオフ(買い取られた日から8日間)が適用されます。
悪質な勧誘などには、全国統一の相談番号(188番)があります。
関連記事(悪質な勧誘)
太陽光発電に関するアンケート電話(不審電話)
「太陽光発電に関する重要なお知らせ」として、不特定多数に自動音声ガイダンスによる不審な電話が多く発生しています。
中部電力を誤認させるアンケート(不審な自動電話)
「中部電力管内のお客様・・」といった中電を誤認させる電話が多発。2024年2月時点で、また架電が発生しているようです。