岐阜県の「板取川」は水難事故が多く川遊びに注意!

レジャー人口が多い岐阜県の清流

水難事故多発のシーズンは過ぎましたが、魚釣りの方はくれぐれもご安全に!

岐阜県の板取川

岐阜県を流れる「板取川」は水の透明度が高く、水質も良い綺麗な川です。毎年多くの人がレジャーで訪れています。上流域ではアユ釣りで訪れる人も多く、またキャンプやBBQ,水遊びを楽しむ人も多い川です。毎年事故が発生しています。県外から訪れた人が事故に遭うケースが目立ちます。

近年の事故(記録)

期間は各年6月~9月です。

  • レージャー中の事故を中心に記録。
  • 報道ベースで、すべての事故ではありません。
  • 発生日の新しい順です。
  • 状況は発生時の概要のみです。
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2020年~2024年

発生日 場所 状況
2024年
9月16日
美濃市 岐阜県美濃市の「板取川」 魚釣りをしていた男性(55)が行方不明になり、その後中州で発見されたものの、亡くなったということです。川は増水していたということで、何らかの原因で流されたとみられています。川で溺れる7つの原因
2024年
7月21日
関市 関市洞戸飛瀬の板取川(キャンプ場近く) [Foreign nationality]トルコ国籍の男子学生(21)が溺れ、亡くなったということです。川幅は約15メートル、水深は約3メートル(増水はしていなかったということです)
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2024年
6月16日
関市 美濃市長瀬の「板取川」 [Foreign nationality]シリア国籍の男性(23)が溺れ、亡くなったということです。
2023年
8月23日
関市 関市の「板取川」高賀橋下流約60メートル 男子大学生4人が中州から左岸までの約15メートルを泳いで渡ろうとしたところ、このうち1人の学生(19)が溺れ下流に流されて行方不明になっており、捜索しているということです。ライフジャケットは未着用で、当時は小雨が降って増水していたということです。(遺体で発見されたということです)
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2023年
7月30日
関市 関市の「板取川」にある「川浦渓谷=かおれけいこく」 1人で沢登りに来ていた男性(30)が、渓谷の川底に人が沈んでいるのが見つかり、死亡が確認されたということです。何らかの原因で溺れたとみられています。
2023年
7月18日
美濃市 美濃市神洞の「板取川の蕨生大橋=わらびおおはし」から約200メートル上流 男性(72)が溺れているのが見つかり、救助され病院に搬送されたものの亡くなったということです。県外から訪れ一人で水浴びをしていたとみられています。水深は深いところで1メートルほどで、流れは穏やかだったということです。
2023年
6月17日
関市 関市板取の「板取川」杉の子橋から下流約250メートル付近 ブラジル友人2人と川遊びをしていたブラジル国籍の男性(41)が流され、亡くなったということです。
2022年
8月9日
関市 関市洞戸小坂の「板取川」 河原で遊んでいた4人のうち2人が川に入った後に流される事故。この事故で1人は救助され無事だったものの、男性(21)が亡くなったということです。水深は約2メートルで、普段から流れの速い場所ということです。
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2022年
7月25日
関市 関市の「板取川」 4人で川遊びに来ていた男子大学生(21)が溺れて沈んでいるのが見つかり、病院に運ばれたものの亡くなったということです。
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2022年
7月17日
関市 関市の「板取川」 友人らおよそ30人と河原でバーベキューをしていた男性(30代)が、川に流され行方不明になっているということです。事故当時はこれまでの大雨の影響で、水位は普段より約70センチ高く、流れも速かったということです。(遺体で発見されたということです)
2020年
8月6日
関市 関市洞戸栗原の「板取川」(洞戸橋から上流約1キロ付近) 魚釣りをしていた男性(72)が中州に渡ろうとした際に流され、救助されています。男性は軽傷ということです。
2020年
8月2日
関市 関市洞戸阿部の「板取川」(高賀橋付近) 友人4人と訪れていた男性(22)が、岸から10メートル離れた川の中州にある岩へ渡ろうとしたところ溺れ、亡くなる。事故当時は長雨の影響で普段より水量が多く流れも速かったということです。
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2016年~2019年[11件を表示]
発生日 都道
府県
場所 状況
2019年
8月11日
関市 関市洞戸高賀の「板取川」 高賀橋から飛び込んで遊んでいた少年(17)が溺れ、救助されたものの亡くなっています。
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2019年
8月11日
関市 関市の「板取川」 友人らと遊びに来ていた男性(32)が流され、救助されたものの亡くなっています。
2018年
8月30日
関市 関市板取の「板取川」 知人2人と沢登りをしていた男性(29)が、約2メートルの滝を登っている最中に滝つぼに転落し、病院に運ばれたものの亡くなっています。
2018年
8月22日
関市 関市洞戸阿部の「板取川」 高校3年生ら5人で訪れていた男子生徒(17)が、対岸に泳いで渡ろうとして溺れ、病院へ運ばれたものの心肺停止の状態。
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2017年
9月20日
美濃市 美濃市片知の「板取川」(穴洞橋の上流約300メートルの右岸) アユ釣りをしていた男性(70)と(67)が流され亡くなっています。2人は兄弟で、弟が流され助けようと川に入った兄も流され溺れたとみられています。
2017年
8月27日
美濃市 美濃市神洞の「板取川」 男性(42)が溺れ、意識不明の状態。家族と友人らと訪れており川遊びを始める前に安全確認をしようと浅瀬を歩いていたところ、2メートルほどの深みにはまり、溺れたとみられています。
2017年
8月14日
関市 関市洞戸高見の「板取川」 男性(18)が流され意識不明の重体。中学の同級生らと遊びに来ており、浅瀬を歩いている最中に足を滑らせて転倒し、深みにはまって約15メートル流されたということです。
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2016年
8月20日
関市 関市洞戸阿部の「板取川」 男性(18)が亡くなっています。友人らと遊びに来ており、川岸から中州へ泳いでいるときに、溺れたとみられています。
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2016年
8月18日
美濃市 美濃市の「板取川」 男性(65)が亡くなっています。あゆ釣り中に転び、流されたとみられています。当日は朝からの雨で水量が多く、流れも速くなっていたということです。
2016年
8月7日
関市 関市洞戸阿部の「板取川」 男子大学生(20)が亡くなっています。大学の友人らグループで川に遊びにきており、川を泳いで渡ろうとしていたときに、溺れたとみられています。現場付近の川幅は約25メートルで、水深は深いところで3メートルあるということです。
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
2016年
7月18日
美濃市 美濃市安毛の「板取川」 会社員の男性(19)が川を泳いで渡ろうとして溺れ、同僚の男性(19)が助けようして2人とも溺れる。その後、河原にいた別のグループの男性数人に救助され2人とも無事。
--若年層の事故記録--
小中学生16歳~22歳
板取川の事故発生場所

2023年6月以降では、「杉の子橋」と「蕨生大橋」、「高賀橋」付近で死亡事故が発生しています。

  • 板取川(岐阜県内)の事故状況
  • 期間は2008年度~2022年度
  • データーは岐阜県資料から出典
    (和暦を西暦に改変)
  • デバイスにより横スクロール
発生場所
(付近の橋等)
2008年度~21年度 2022年度
発生
件数
死者数 発生
件数
死者数
午渡橋 1 1 // //
野口橋 1 // // //
門出橋 1 1 1 1
杉の子橋 6 2 2 1
白水橋 4 3 // //
洞戸阿部地区 4 2 // //
高賀橋 6 4 2 1
縄文橋 7 2 1 //
下洞戸橋 2 1 // //
薬師前橋 9 2 3 1
和紙の里大橋 3 1 1 //
蕨生大橋
(わらび大橋)
5 1 // //
城山橋 8 1 3 //
穴洞橋 3 3 // //
長瀬橋 10 1 2 //
その他 3 1 // //
73 26 15 4

川で溺れないために
川で溺れないために出来ること>>

事故件数が5件以上の場所

付近のGoogleマップを掲載しています。

杉の子橋の付近[表示]

高賀橋の付近[表示]

縄文橋の付近[表示]

薬師前橋の付近[表示]

蕨生(わらび)大橋の付近[表示]

城山橋の付近[表示]

長瀬橋の付近[表示]

岐阜県の事故状況(過去10年)

「板取川」以外の河川を含む水難事故です。

2022年の事故件数、水難者数は過去10年でもっとも多くなっています。「板取川」だけでみると昨年は11件の事故が発生し水難者は16人(死者は3人)です。(数値は岐阜県警(PDF)から出典し表にしたもの)

表はデバイスにより横スクロールします。

事故
件数
水難者
総数 死亡 行方
不明
救助
2022 50 66 20 // 46
2021 24 34 16 // 18
2020 41 43 21 // 22
2019 24 25 17 // 8
2018 27 33 15 1 17
2017 33 38 16 // 22
2016 36 38 25 // 13
2015 32 34 17 1 16
2014 33 43 18 // 25
2013 36 45 13 1 31

上記の期間で子ども(中学生以下)の事故は43件です。水難者数は43人(このうち死者・行方不明者は14人)です。


夏の水難事故防止
過去5年の7月と8月だけで水難者は2,981人、死者・行方不明は1,177人


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水難事故の事例

2016年以降の6月~9月に発生したレジャー中の事故について、1500件以上を記録しています。その中で地域や発生場所(河川名など)、行為や状況、子ども、若年層などで分類しています。

過去の事故からリスクを予見

どのような事故が多く発生してるかを知ることで、予定されるレジャーに応じたリスクを予見し安全対策を!(事例は概要のみ)

(1)地域別(2023年と2024年)

北海道から関東東海・北陸近畿・中国・四国九州・沖縄

(2)レジャー人口の多い河川

那珂川荒川多摩川相模川長良川板取川神通川木曽川・矢作川・豊川四万十川仁淀川・面子川

(3)地域別の河川

※(2)を含みます。

北海道東北関東・甲信東海・北陸近畿中国四国九州・沖縄

(4)湖沼池・滝つぼ

琵琶湖全国の湖沼池滝つぼ

(5)子ども・若者

未就学児小中学生高校生・大学生・若者(22歳以下)

(6)レジャー別

キャンプ・BBQシュノケーリング水上バイクダイビング小型ボートSUPサーフィン

(7)状況別

救助事故離岸流サンダル等が流された台風・大雨

(8)1事故で複数の水難者が発生

おもな事故

各チラシはPDFで表示・印刷できます。低画質なため印刷される場合はA4(タテ)をおすすめします。(子ども向けは小学4年生以上が対象)

まとめてダウンロード
(zip|659KB)

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