災害時のために大容量のモバイル
バッテリー(CDB-PB09)
昨今は地震が多くなっていますね。また夏は豪雨が常態化し、冬は局地的な大雪も目立ちます。もしもの災害時に備え、大容量のモバイルバッテリーを購入しました。これまでにも容量の少ないタイプは何度か使いましたが、最近は1万mAhを超えるような大容量バッテリーも低価格になっています。個人的なレビューと口コミを掲載しています。
[目次]
- 容量は30000mAh
大容量バッテリーのスマホを6回充電できる - 製品の仕様や機能
太陽光で充電可能。背面のLEDライトは便利。 - 使用した感想と評価
- 気になる安全性
PSE、CEマークって何? - ご購入される方
楽天・amazon
購入したのは30000mAh(3万mAh)
現在使ってるスマホのバッテリーは4,570mAhで、比較的大容量です。今回購入した充電用の予備バッテリーの容量は約6倍!フル充電で6回充電できることになります。(大容量でも実際に使えるのは公表値の約9割程度のようです)
「mAh=ミリ・アンペア・アワー」はバッテリー容量の単位で放電容量を示します。このの数字が大きいほど蓄電できる電気が多く、スマホへの充電(放電)できる電気も多くなります。
製品の写真
型番:CDB-PB09
この型番は「楽天」の七海の屋さん。今回は同店で購入しました。まずは製品の仕様(スペック)から。ほぼすべてのスマホで使えます。
仕様
- バッテリー容量:30000mAh
- Type-c入力:5V/2A
- Micro入力:5V/2A
- USB出力:5V/2.1A
- Type-c出力:5V/2.1A
- 輸入会社:ワールドリンク株式会社(中国製)
- PSEマーク、CEマーク取得製品(詳しくは後述)
- 防水機能(IPX6)、耐衝撃性能
- 充電ケーブルは付属しています。
防水機能は水没までは対応していないようです。また入出力端子部分はゴム製のカバーのみです。アウトドアで携帯する場合、もしもの災害時のために、防水袋の用意も必要です。
サイズは縦18センチ、横8センチで重量は約400グラム。ずっしりとした感じで、普段持ち歩くには大きく重いと思います。災害時やアウトドアでの使用目的ですね。付属品としてType-cの充電ケーブル、収納袋、ストラップがあります。日本語の説明書もあります。
おもな機能
(1)USBから充電
販売元の公表値ではUSBからフル充電までは約13時間です。購入後に最初に充電した時は18時間近くかかりました。4つあるLEDランプがずべて点灯すればフル充電です。
(2)ソーラー充電(太陽光で発電)
販売元の公表値では太陽光でのフル充電は約150時間で、残量ゼロからは6日以上(夜間は無理なので実質は2週間以上)かかることになります。初めから太陽光のみで発電しフル充電することは実用的ではないですね。最初はUSBからの充電が必要です。
フル充電後は太陽光の当たる場所に置き、自然放電分をソーラーパネルから補うことはできそうです。3か月たちましたがフル充電を維持しており、忘れがちな残量確認の手間が省けそうです。
追記:購入後1年経過しましたがフル充電を維持しています。もしもの災害用に購入したもので、常時窓際に置いています。普段の外出時は小型バッテリー(10000mAh)にしています。
ループ再生中
▲太陽光(窓際などに置いた状態)で充電中はLEDランプが点滅。4つ点灯でフル充電完了です。
ちなみに自宅の環境では、晴れた日、曇の日でも窓際なら充電中になります。朝夕や雨・雪の日、蛍光灯の光では発電しません。LEDランプの点滅状態で充電レベルを確認できます。
市販のLEDライト(単4乾電池3つタイプ)の光を当てると充電中になりました。
(3)USB出力端子が2つ
2台のスマホを同時に充電できるため便利ですね。スマホとタブレットなども可能のようです。
(4)背面にLEDライト(役立ちそう)
本体の背面にLEDライトがあります。災害時に停電した場合に、室内を照らす程度は使えます。屋外で広い範囲を照らす明るさはありません。またライトの点滅(通常と早い点滅の2段階)機能があります。災害時だけでなくアウトドア(登山や魚釣り)で、もしもの遭難時には居場所を知らせるのに役立ちそうです。
使用した感想と評価
災害時のスマホ充電用として購入しており、今のところ実際での使用はありません。USBでフル充電後に、日中は太陽光の当たる場所に置いています。「楽天」で購入後1年以上経過(2023年1月現在)です。正常に動作しており不具合などはありません。操作はいたって簡単です。
もしも地震や豪雨災害などが発生した場合には役に立ちそうです。この製品は常に携帯するには重く不向きかと思います。
購入時の価格は「楽天」七海屋さんで3800円くらいだったと思います。量販店よりは少し安いくらいかな。個人的にはコスパは高いと思います。
評価は、★★★★★です。
購入後1年経過しました。不具合もなくフル充電を維持しています。購入直後の★4つから5つにしました。
スマホデビューは2012年のiphone5(1440mA/h)でした。10年の間に大きく進化しました。当時最初に買った予備のモバイルバッテリーは2800mAhでした。
気になる安全性
モバイルバッテリーのほとんどはリチウム電池を使用しており、一部の製品では充電中に破裂・発火し火災になったケース、携帯時の破裂事故も発生しているようです。
今回取り上げた製品は「PSE」マークの取得製品です。PSEマークは経済産業省が管理している「電気用品安全法」で火災の危険性が高い電気製品に指定され、PSEの取得が義務づけられた対象製品は、取得がない場合は輸入や販売が出来なくなっています。(2019年2月1日から)
注意が必要なのはPSEマークは2種類(下記のひし形と丸型)あり、モバイルバッテリーは丸型の対象製品です。丸型は公的な機関が検査し保証したものではなく、製造元の自主または委託した外部機関による検査であり、検査項目等はメーカーの裁量に依存することになります。ある程度の安全性、信頼性を確保できていると信じるしかありません。
特定電気用品 | 特定電気用品以外の電気用品 |
ひし形のPSEマークは経産省が認定した検査機関による検査を通過した製品です。電気温水器やマッサージ機など、116品目(丸型は341品目)が指定されています。
同様にCEマークは、製品をEU加盟国へ輸出する際に、安全基準条件を満たすことを証明するマークです。また古いバッテリーをお持ちの方は、できるだけPSEマーク取得製品に買い替えたほうが良さそうです。なお廃棄は不燃ごみではなく、リチウム電池の廃棄が認定されている量販店等に依頼する必要があります
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今回取り上げたモバイルバッテリーです。
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今回取り上げた製品とは異なりますが、さまざまな容量のバッテリーがあります。
30000mAh | 13800mAh |
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